東日本大震災による電力不足で営業中止や営業時間の短縮が各地で起きています。
そんな中、テーマパークの雄、ディズニーランド(TDL)が4月15日に再開しました。
さすがのTDLも今回の再開については、様々な問題を抱えてのスタートとなりましたが、私は直にこの「再開」を喜びたいと思います。
「夢が叶う場所」というキャッチフレーズの通り、現在復興という夢に向けて、
業界の先駆者、「夢」の先駆者としての役割をTDLは担ったのではないでしょうか?
先駆的に動くことにより、批判を浴びる可能性もあったでしょう。
それでも、再開の後、蓄電地を利用したエレクトリカルパレードを再開した入り
ディズニーシー(TDS)の再開も決定しました。
これは、TDLの真骨頂で、顧客の反応や世論の行方を冷静に観察し、今
自社に何が出来るのか?を考えて、再開のタイミングを図っています。
実際に、TDLが再開した後に、「自粛」を決定していた各地のお祭りや花火大会でも再度、行うとの発表を多く耳にするようになりました。
後方から「行けー」と言うだけで自分は何もしない司令官ではなく「俺に続けー」と先頭に立つ先駆者の違いを見せ付けられたと思います。
こういった危機には、社長は先駆者として組織を引っ張っていく力が必要です。
危機のときだからこそ、理念を掲げ、失敗を恐れず、先頭に立って実行する。
そんなことをTDL再開のニュースから感じました。
昨年末の紅白歌合戦で話題になった「トイレの神様」。ドラマにもなりましたね。
神様と言えば、「経営の神様」松下 幸之助。
様々な松下 幸之助さんの名言・格言がありますが、私自身が一番心に残っているのは、JAL再建で注目を浴びている稲盛さんによる神様の名言エピソードです。
稲盛さんが参加した松下さんによる「ダム式経営についての講演会」で
松下さん「経営と言うのは、資金も人もすべてダムに水をたたえるが如く、余裕を持って経営をしなければならない」という当たり前の話をしたそうです。
これを聞いた一人の参加者が「余裕のない私にはそれができません。どうすればそのダムを作ることができますか?」と質問したそうです。
その質問に、松下さんは「ダムはどうしたらできるのか私にもよう知りませんのや。知りませんけれど、まずダムを作ろうと強く願うことですわ」と答えたそうです。
多くの人が失笑する中、稲盛さんだけは、とてつもない衝撃を受けたとのことです。
松下さんは、続けて「やろうと思ったって出来ませんのや。何か簡単な方法を教えてくれというふうなそういう生半可な考えでは事業経営は出来ない!」と話したそうです。
再建の場面でも、相談に訪れる社長様は、何か簡単に借金をなくしてくれるようなウルトラCを期待している社長様がいらっしゃいます。確かに私どもは再生の専門家であり、その専門知識をフル活用して、会社の再建を果たすように努力いたします。
ただ、再建しなければいけない企業は「営業赤字」である企業やその他、抜本的に改革しなければならない問題を多く抱えてた企業が大多数です。
その「営業赤字」や課題を改善できなければ、また行き詰ることは、明白であり、その問題を解決するためには、先ず社長は「営業黒字に必ずする」「必ず、当社の問題を解決する」と強く念じることであり、そのことに全力を尽くすことです。
経営の神様と言われる松下さんですら、そうなのですから凡人の私達はなおさらです。
この経営の神様の言葉を忘れず、強く思いを持った社長と企業の再生を行って行きたいと改めて思いました。
いきなり映画のようなタイトルで始めましたが、ビジネスの場合に、この『真実の瞬間』があるのをご存じですか。
『真実の瞬間』とは、最前線の従業員や顧客が直接接する15秒ほどの短い時間のことをいうそうです。この15秒ほどの短い時間に提供するサービスの質が、企業の成功を左右するといいます。
確かに、私も一度入った食堂の接客員の態度で『二度といくものか』と思うことはしょっちゅうですし、その人の態度でそのお店自体を判断していますね。よく考えたら。。。。
なるほど、例えば旅館でも客室係りの対応は、その旅館全体のイメージを良くも悪くもしますし、ある会計事務所では来客があるたびに全員が起立して『いらっしゃいませ』という対応を徹底しているところもあります。
我々、コンサルタントだってまったく同じです。
お客様主導の経営理念を掲げ、自社の都合を優先するのではなく、『顧客が何を求めているのか』『どんなサービスを求めているのか』『何に悩んでいるのか』を第一に考えた対応をしなければならないのです。
『ある設備を買ってしまったから、その設備をペイするために業務を融合させるのだ』という考え方ではだめなんですね。
社員全員が、顧客目線のサービスや商品提供、営業方法を理解し、共有することが大事であり、この共有指針を持ったそれぞれの行動が真実の瞬間につながっていくのだと考えます。但し、根底にある理念はあくまで顧客主導ですよ!!
今は本当に生き残りの難しい時代ですけど、やりようによってはやりがいのある時代なのかもしれないですね。
先日は経営革新のお話をさせていただきました。新事業や新たな販売方法や新たなサービスの提供方法を考えて、事業計画を作成していくことは、こんな混沌とした経営環境のときこそ必要なのかもしれませんね。
『でもなかなか新たなアイデアなんてないよ』『今の状況の乗り切ることでやっとだよ』という声も聞こえてきそうですね。いやいや経営革新の御相談をお聞きした時の社長様たちは、自分の夢を語っておられて、その顔はまさに活き活きしておられたように思います。
22期連続増収増益という信じられない実績を邁進中の企業に、今をときめく“ニトリ”があります。まさにスーパースター企業であります。この似鳥社長は、『社長力で企業が決まる』といっています。(2/6 週間ダイヤモンド掲載)
この中で、企業には“ロマン”“ビジョン”“意欲”“執念”“好奇心”の5つがないといけないと言います。
ロマンとは志のこと。世のため、人のためになるという志のことです。つまり俗にいう“経営理念”のことですね。このロマン(理念)を実現するために長いスパンでのビジョンが必要になります。それを立てるのが社長の仕事であると・・・・。
10年後に世の中がどうなっているのかを見据え、その世の中に対して何をしたいのかを決めなくてはならない。社員はそのビジョンに対して計画や課題を作っていく。そうして具体的な行動にでるようになるといいます。
未来に対して課題をどれだけ提案し、現状のやり方を変え、その結果、数字がどう変わったのかを見ていかなくてはいけないのです。そしてそのための道標としてのツールなくてはいけません。それが、経営革新計画や事業計画であるのです。
環境がよくなればいつか会社も変わるだろうという待ちの姿勢ではこれからの時代は生き残れないでしょう!!
環境を見据え、仮説を立て、お客様や地域に対して何を貢献していくのか。そうした視点を持つ企業こそが永続できる企業であるのかもしれないですね。