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二重債務問題とは、簡単に申し上げると今までのローンに加えて、今回の震災により新たな融資を受ける必要があるが、その二重の債務を払えることが困難な企業・個人の問題です。

この問題について政府は、様々な手を打とうとしているわけですのでそのことについては、多く触れませんが、実は被災していない企業にもこの二重債務と同じような問題が起こっているのです。

企業では良くあることですが、例として1億円の借入債務がある企業が

1年間でその借入元本を1000万円返したとします。

しかし、運転資金等資金が足りず、1年間で返済した同額の1000万円を追加融資を受けました。

社長としては、借入総額が増えたわけではないので、何の問題も感じていません。

しかし、こういったことを繰り返すとどのようなことが起きるでしょうか?

確かに借入総額は変わりません。

しかし、借入本数は増えます。

債務とは、借入1つに対して元本返済を行う必要がありますので

もともとの1億円の借入の元本返済は、年間1000万円のままです。

そして次の年に借りた1000万円の借入に対する元本返済が100万円。

さらに次の年に1000万円追加融資を受けたとしたら更に元本返済額に100万円追加。

このように年間の元本返済額は、どんどんと増えていくことになります。

今起きている被災地の二重債務問題と根本は違い、借入総額は増えていないので

増えていく年間の元本返済額を賄えるくらいのキャッシュフローがある会社であれば

問題ありませんが、そういった中小企業は稀です。

ある日突然、経理担当者が「資金が足りません」と駆け込んでくる前に

自社の借入・返済状況とキャッシュフローを見定めて管理しておくことをお薦めします。