もし、社長が部下に『わが社の経営戦略は』と聞かれた時、即座に答えることができますか?もし答えられないとしたら、とても困ったことです。なぜなら企業の存続を保証してくれる唯一のものが経営戦略だからです。
我々は、企業再生を行う際は、短期と長期の対策を検討していきます。まず短期の対策としてはリスケジュールをはじめとする目前の資金対応策を実施をします。
しかし実は、このリスケジュールが実行されることで安心してしまい、そのまま何もしない企業も少なくありません。実はその間に会社の体質そのものを変えていくことが再生のために、最も重要なことなのです。
そのためには他社に負けない自社の強みを再分析して、強みの強化を図ったり、問題点を整理し、それを改善するための課題をみつけ、社員がそれぞれ具体的な目標と期限を持って実行していく体制が必要なのです。
そのための基本となるものが会社の大きな方向性を示す経営戦略なのであります。
『どのような顧客をターゲットとして、どんな商品を、どのような方法で展開し、当社がいつまでにどのような姿になっているべきなのか』ということを社長が社員全員へ明確にしめす必要があります。
経営戦略を持ち、中期を見据えた行動計画を立てる企業は、再生を図ることのできる必要最低条件であると思います。